2013年05月08日

K50 エンジン抱きつき補修とピストンリング交換@13955km

一昨日、鋸山林道登坂中にエンストを頻発した我がK50まほろば号。
エンジンが抱きついちゃったのかな?
ともかく開けて点検してみるしかあるまい、怖いけど…;;;。

昨夜のうちに、エンジン関係パーツの在庫チェック。
シリンダーヘッドガスケット2枚と、ピストンリングセット1組と、シリンダーガスケット1枚と、エキゾーストパイプガスケット1枚。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 011416.JPG
プラグは、新・古・新・古と4本あるけど、今回は純正設定のBPR6HSを付けよう。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 004823.JPGEngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 005809.JPG
中古とは言え、以前キャブクリーナーに漬け込んで掃除したらキレイになったから、まだまだ全然イケるだろう。

さて、本日の午後、作業開始。
積算走行距離13955km。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 155928.JPG

まずは4本のナットを外して、シリンダーヘッドを抜き取る。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 160333.JPGEngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 160608.JPG
内側は、まぁ普通に黒いけど、特段の異常は無し。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 160629.JPGEngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 160646.JPG
とりあえず、ほっ^^。

さて、次はシリンダーブロック。
フックレンチでマフラー根元のクラウンナットを外す。
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そして、恐る恐るシリンダーを抜く。
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ありゃま(°Д°)。
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予期していた事とは言え現実を目の当たりにすると、やはりショックですな。
オッサンオロオロ…。

シリンダー内壁を観察。
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ん?
ピストン並みにもっとハッキリした傷があるのかと思ったら、たしかに擦れてはいるものの、爪先がかかるような事は無い。
ふうん、このあたり、アルミ製のピストンと鉄のシリンダーの差なんだね。

では、ピストンも外してみよう。
ここから先は、初体験作業。
まず、サークリップを外すの手こずる;;;。
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ピストンピンを抜くのに手こずる;;;。
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こうなると、ピストン取るのは簡単w。
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ヘッドは大丈夫だけと、側面はかなり傷だらけ。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 165326.JPGEngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 165448.JPGEngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 165335.JPG
円周の4分の3のゾーンに、擦れキズがある。
こりゃ、chanch師の教えに従って、サンドペーパーとオイルで斜めに磨くしかないな。
怖いけど、やってみよう。

その前に、不慮の事故が無いようにコンロッドの小端からベアリングも抜き、シリンダーからはリングを外して、空き缶フタに並べる。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 165928.JPG
この上からタラ〜リと2ストオイルを垂らして、ベアリングとピストンピンはオイル漬け待機。

さて、ピストン磨き。
スチールウールやら、古歯ブラシやら、真鍮ブラシやら、物置に袋に入れてごそっと保管してあった耐水ペーパーやら研磨スポンジやら、CRC5-56やら、2ストオイルやらで、磨くというか、オイルを保持する微細な傷を付けるといった作業を、緊張しながらシコシコやる。
どのくらいやればいいんだろう?
傷は消したいけど、あんまりやり過ぎると丸くなくなっちゃうからなぁ…。
このあたりがズブの初心者の悲しさで、加減が分からない。
ま、ともかく、こんな感じにしましたぜ。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 175931.JPGEngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 175845.JPGEngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 175908.JPG
ピストンリングの納まる溝もけっこうカーボンで埋まっていたので、精密ドライバーのマイナスとか竹串で掃除した。
ひょっとしたら、ピストンリングの劣化や、溝の詰まりのせいで、リングがシリンダー内壁にキチンと密着しなくなっちゃったのかもしれないなぁ…。

+++++

ここで、2010年1月9507km時に折れたスタッドボルトを交換した際に撮って、CD保管してあった写真をチェックしてみよう。

シリンダーブロックを外した時のピストンは、こんな状態だった。
StudBoltKoukan9507km2010_0124_134704.JPGStudBoltKoukan9507km2010_0124_134741.JPG
あの時は何にも分からず、ただざっと汚れを拭いただけだったっけ…。
StudBoltKoukan9507km2010_0124_150739.JPGStudBoltKoukan9507km2010_0124_150803.JPG
今にして思うけど、これだけ吹き抜けと思われるカーボンが付着していたなら、ピストン外して、溝掃除して、リング新品交換しておきゃよかったなぁ…。
StudBoltKoukan9507km2010_0124_150958.JPG
ま、後悔先に立たず。
今回の作業で全快しなかったら、今度はピストンもリングもピンもベアリングも新品交換して、シリンダーはボーリングだかホーニングだかだな…。

+++++

時間はスススッと2013年5月に戻る。

磨いたピストンに新しいリングを付けるのだが、これが予想外に難しかった;;;。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 210414.JPG
マニュアルには「ピストンリングの組立は刻印を上面にする」と記されているのだが、その刻印というのが
超々々小さい;;;。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 180727.JPGEngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 180739.JPG
良く見えないよぉ;;;。
そして、3本のリングのうち、フニャフニャ型のエキスパンダーリングを第2溝に嵌めるのは分かり易いが、あとの2本のどちらが上でどちらが下かが判然としない;;;。
マニュアルの図だと、それぞれの断面形状が台形と正方形とハッキリしているが、こんな細い物の断面なんて点にしか見えんわぃ(T。T)。
デジカメで撮って拡大して見たりしてて、たぶんこうだろうという選別の上で装着。
う〜ん、望んでいなかった走る丁半バクチじゃのぉ(-_-)。

シリンダー内壁は、目の細かい耐水ペーパーと2ストオイルで擦った。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 185759.JPGEngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 185708.JPG
跡は見えるけど、こんなもんで大丈夫だと思うんだけどな…。

そして再組み付け。
もう19時を回って暗いので、室内からLED作業灯を持ってきて必死こいてやる。
うわっ、なかなかピストンがシリンダーに収まらないぞ;;;。
新しいリングって、こんなに張力あるんだねぇ。
以前のスタッドボルトがらみの作業の時は、溝にあるリングの回り止めピンの存在を知らずに苦労したけど、今回は広がろうとするリングを定位置に押さえつけながらシリンダーへ入れるのに大苦労。
泣けた(T_T)。
でも、なんとか入ったよ、ふう;;;。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 194953.JPG
ヘッドも、内側をシッカリ掃除。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 195151.JPG
取り付けには、新品のヘッドガスケットを使用。
2枚持っていたから、この辺は強気なのよ(o^-')b。
EngineRepair_PistonRingKoukan@13955km20130508 201301.JPG

かくして、腰上を組み直したエンジン。
さぁ、どうかな、かかるかな?
オイルベタベタで組み上げたけど、一応念のために空キックを20回してから、キーONでキック!
ふむ、3回ほどで無事始動。
まだほぐれていない感じだが、とりあえず異音や変な感触無く回っている。
軽く煽ったりしながら、数分暖機。
タコメーターを持ってきて、アイドリング調整。

こんなもんかな。
更にアイドリングして、オイルが充分に行き渡ったと思われたので、ちょっとアクセルを煽ってみた。

うん、これなら普通に走れそうだ^^。
ただ、これからしばらくは慣らし運転で、法定速度+α程度に抑えなきゃ。
行くのも近場のみ。
あぁ頼むぞ、簡単に抱きつき再発するなよぉ(-人-)。
posted by REI at 23:54| Comment(7) | K50−エンジン関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お疲れ様です。エキスパンダーリングなんてものが存在するんですね。
燃焼室が綺麗で裏山C。
Posted by mucchi at 2013年05月09日 15:35
抱きつき修理なんて初めてだったので、気合い入れて書きましたw。
スズキのK50やコレだについてのネット上の記事って、カブとは比べものにならない位少ないので、小鈴菌感染者としては、私のような初心者向けのガイドもあったらいいなと思って。
燃焼室は、ほんと予想外にキレイでした。
ラッキーです。
こんど、オイル吐出量調整部分をチェックしてみます。
Posted by REI@K at 2013年05月09日 17:38
軽傷で良かったですね!
やっぱり厳しい状態で乗られる2ストはオイル濃い目
もしくはガソリンにオイル添加ですね!!
Posted by シャコタン☆カブ at 2013年05月10日 05:40
これで直ってくれるとよいのですが…。
でも、いい勉強になりました^^。
このトシになって、初めての経験が増えるのはうれしかったりしますw。

オイル濃いめ、そうですね、ポンプを少し濃い目に調整してみました。
Posted by REI at 2013年05月10日 17:24
リングだけなら慣らしは100kmぐらいでいいらしいです。(やらない人も居ます)

これで再発しなけりゃ大丈夫。様子見ですね!

お疲れ様でした!
Posted by chanch at 2013年05月10日 19:57
こんばんわ

K-50君はCCISですかぁ?
オイルパイプが細いから、時として詰りやつぶれてオイルの通りが悪くなっている場合もあるようですよぉ〜!
また、2ストはオイル吐出量を増やすとパワーダウンに繋がりますから、良質のオイルを入れてあげた方が、走行フィールは良いんぢゃないかなぁ?

ヤマハ車をさんざ弄り壊した、現在カブ乗りですの
Posted by 中高年ライダー&スケーター at 2013年05月10日 20:47
> chanchさん

これで直っていれば万々歳なんですが、どんなもんでしょう?w
100kmですか。
やります!(^-^)
なんだったら、30km/hで100km走ってやる!

> ライダー&スケーターさん

はい、K50はCCISです。
なるほどパイプが細いんですか…___〆(-。-;)メモメモ
見える範囲のパイプには気泡もつまりも無いようだったのですが、不安がまた増えましたw。
オイルは、スズキ純正で、緑缶のポピュラーなものではなく、Type-02という高級バージョンを使ってます。
逆に言うと、このオイルを使っていたから、この程度のダメージで済んだのかもしれません。
Posted by REI at 2013年05月10日 22:00
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