2012年02月22日

K50フロントサスオーバーホール@12682km

K50まほろば号がウチに来たのは2009年7月20日。
積算走行距離は7927km。
機関も外観もすこぶる上程度の個体だった。
但し、唯一、フロントサスだけがヘンだった。
なんかボヨンボヨンで、ちょっとした段差でガシャンガシャン言う。
「こりゃ急いで分解整備しなきゃ」と思っていた。
あれから2年半。
「時の経つのは速いものだ!」と嘆くべきか、自らの腰の重さを罵るべきか…。
ま、去年は震災もあって、バイクいじりにはあんまり気が向かなかったからなぁ。

だが、もういい加減、やっちまおう^^!
水曜オフ日。
ありがたい事に、わりと暖かい。

積算走行距離12682km。
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フロントサスのオーバーホールって初めてだけれど、K50のサスはシンプルだから、サービスマニュアルとパーツリストを見ながらやればイケるだろう。
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フロントホイールを外す。
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ハンドルを外す。
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ステアリングステムヘッドを外す。
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ヘッドライトを外し、左右のヘッドランプブラケットを抜き外す。
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金属製のガイドカバーとゴム製のガスケットを抜き外す。
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サスをミツマタに固定しているロアブラケットボルトをゆるめる。
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フロントフォークを下へ引っ張ると、よし、抜けた^^。
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黒いアウターカバーと、白い樹脂製のスプリングガイドと、スプリングと、金属製の下側スプリングガイドを、インナーチューブから抜き外す。
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オイルを抜く。
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片方から約120cc、両方でおよそ240cc、あと逆さ放置でプラスアルファー抜けた。
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分解補充時の規定オイル量は142ccだが、逆さ抜きだとこんなものらしい。
またいつかフォークオイルだけ交換する時の参考にしよう。

細いマイナスドライバーを使ってオイルシールストッパーリングとワッシャーを外す。
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ここまでは順調だった。

ただ、やっぱり超手こずったわ、インナーチューブとアスターチューブの分離と言うか、オイルシールの脱着と言うか。
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左手にアウターチューブ、右手にインナーチューブを握って、全力でガンガン引っ張るのだけれど、ビクともしない。
覚悟していたけれど、こんなにも固いのか;;;。

30分ほどガンガンコンコン試行錯誤した後、ここはプロに頼もうとクルマで最寄りのスズキワールド店へ。
ところが、なんとまぁ水曜定休だよ;;;。
そこで、ウチから最も近い個人営業のバイク店に入ってみた。
「すみません、抜いてもらえませんか?」と頼んでみた。
そしたら、なんかあんまり歓迎しない風情で、「普通、両手でこうやって引っ張れば抜けるんだけどな。あ、ホント、固いねぇ。固着してるかもな。あっちの大きなスズキさんに持ってくと上手く抜いてくれるかもよ。」だってさw。
「あ、そうですか。どうもすみませんでしたぁ^^。」って作り笑顔で店を後にしたけど、なんだかなぁ。
これじゃ、やっぱりホンダドリームとかスズキワールドに行っちゃうよなぁ、少しくらい高くったってさ。

ま、それはともかく…。

帰宅して考えた。
オイルシールとアウターチューブ内側が固着してるなら、その間に細いマイナスドライバーを打ち込んで、そこからCRC5-56を染み込ませたら、どうにかなるかも。
で、チューブに傷をつけないようによく注意しながら、シール外周4か所くらいにやってみた。
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抜けた。
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めでたいv(^-^)。

ばらしたアウターチューブ、インナーチューブ、スライドメタルを、点検しつつ磨く。
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さて、ここからは組立作業になるのだが、その前にスプリングの点検。
と言うのも、スプリングだけは新品を取り寄せていないので、万が一ヘロヘロになっていたら、取り寄せてから組まなきゃならない。
ただ、今までのクルマでの経験から、僕は、ごく普通の乗り方をしていれば金属バネってそうそう簡単にヘタるものではないと思っている。
ショックアブソーバーやダンパーは、確実かつ着実に劣化するけれどね^^。
サービスマニュアルによれば、フロントスプリングの自由長は、標準で152.5mmで、140.5mmが使用限度らしい。
ほい、チェック。
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よし、左右とも全く問題無し。
それでは安心して、再使用しよう。
あ、組み付け前に5-56とボロ布でよく磨いて、と。

インナーチューブに、清掃したスライドメタルと新品のオイルシールを付け、アウターチューブに組み付ける。
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このシールの打ち込みにもかなりの時間を費やした。
用意していたストレート製のオイルシールプッシャーだと、K50のインナーチューブは細すぎてうまくいかないのだ。
仕方ないので、細い平型ヤスリとゴムハンマーで慎重に打ち込んだけど、ちょっと不安ではある;;;。

ワッシャーとオイルシールストッパーリングを取り付ける。
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リッチに新品だよ^^。
古い方もまだ使えるので、物置キープ。

フォークオイルは、スズキ純正の20Gを投入。
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投入ロスを考慮して、既定の142ccより少し多めに測って入れた。

金属製の下側スプリングガイドと、スプリングと、樹脂製のスプリングガイドを組み付ける。
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この白いスプリングガイド、外した時は「切れ目の入ったパーツ」だと思っていたのだけれど、新品と見比べて、割れていた事を確認。
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ひょっとしてこれが、あの金属的なガチャガチャ音の原因だったのかな?

あとは、アウターカバーとヘッドランプブラケットガイドカバーとの間のガスケットや、インナーチューブトップのOリングを新品にして、サスとミツマタを合体。
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この工程で、フォークトップにステアリングヘッドボルトをねじ込むのにもちょっとオタオタしたけど、手順が分かれば簡単だった。

要するに、フロントフォークに体重をかけてフルボトムした状態で一旦ロアブラケットボルトを締めつけて
固定してやれば、フォークトップがヘッドランプブラケットの上端より上に突き出しているから、その状態でステアリングステムヘッドにボルト留めしてやればいいわけた。
その後、ロアブラケットボルトをゆるめれば、サスはきちんとあるべき自由長に戻る。
それから、インナーチューブが共回りしないように再度ロアボルトを締めつけて、ヘッドボルトをシッカリと締め付ける。
しかる後、またロアボルトをゆるめてサスのフリー状態が適正であるかを確認して、最後にロアボルトをシッカリと締め付ける。
…う〜ん、文章にすると、「要するに」の出だしを裏切るものになってしまうなぁ(笑)。

ともかく、そんなこんなで、2年越しのK50まほろば号フロントサスオーバーホール計画は実行された。
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「無事終了」とも「つつがなく終了」とも言えない。
なんせ、正午過ぎに初めて、終わったの20時過ぎだもんw。
でも、いい勉強になったわ。
これで、コヤマ君や赤タフどんのフロントサス整備にも取り込める。

さてと、今日のところはフロント周りを仮組みして、明日一気にタイヤ交換とかもやっちゃおうかな。
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こうなりゃ、いきおいいきおい^^。

あれ…?

雨降ってきたぁ(°o°)!
バ〜カバ〜カ!
posted by REI at 23:22| Comment(3) | K50−サスペンション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

う〜ん…

2月20日付で、新しい「スーパーカブ110」が発表された

むろんホンダのサイトでも紹介されている

う〜ん…。
思わずうなる…。
ものすごく色々な思いが湧いてくる…。

が、敢えて一言でいうなら、「このごつすぎるハンドル回りのデザインはひどい」。
NewSuperCub110.jpg
こんな重ったるくてボテ〜っとしたハンドルやインパネのカブなんか、乗りたくないや。

もしも110買うなら、タイ生産の旧型か、110プロか、タイホンダのWAVEの方がずっとイイな。
あるいは、スクーターになったベンリィ110とか。

こうなってくると、キャブ仕様の中古カブの市場価値はものすごく高まるぞ。
キャブ仕様の中古買ってボアアップした方が、趣味人としては、はるかにスッキリと質実剛健なバイクに乗れるもの。

あ〜、ガッカリ。